connect-assets
すると、connect-assetsというライブラリを発見した。connect-assetsのREADMEに、"Transparent file compilation and dependency management for Node’s connect framework in the spirit of the Rails 3.1 asset pipeline."
とあるように、Rails3.1で導入されたasset pipelineの仕組みをnode.jsのconnectフレームワーク上で実現するライブラリのようで、asset pipelineのように、分割されたjavascriptファイルやcssファイルを結合・圧縮してくれる。ソースがcoffeescriptやless、stylus、sassなどを使って書かれている場合でも使える。
mincer
connect-assetsは、内部でmincerを使っている。 mincerは、Railsのasset pipelineで使われているsprocketsのjavascriptポーティングライブラリ。 mincerの提供する構文に従って依存するライブラリを記述すると、それらをすべて結合したファイルを生成してくれる仕組みを提供する。 mincerは、内部でjavascriptの圧縮、cssの圧縮を行う。 ソースがcoffeescriptや、less、stylus、sassなどで書かれている場合は、コンパイルした上で圧縮することもできる。 connect-assetsのデフォルトだと、mincerに対して、Javascriptの圧縮器としてuguify-jsを、cssの圧縮機としてcssoを指定している。
使ってみる。
というわけで、connect-assetsを使ってみた。環境は、
- node.js 0.10.28
- express.js 4.2.0
- connect-assets 3.0.1
インストール
npmでインストール。
$ npm install connect-assets --save
$ npm install less --save
cssにlessを使っているので、lessもインストールした。(less-middlewareは使わない。)
app.jsの記述
app.jsにconnect-assetsの設定を書く。 ↑のpathsには、ソースファイルのパスを指定する。 assets/jsはjavascriptのソースディレクトリ、assets/cssはCSSのソースディレクトリ(lessファイルもココに置いている)、componentsはbowerでインストールしたパッケージ群が入っている前提。 buildDirは、コンパイル・結合・圧縮後のファイルの出力ディレクトリ。
依存関係の定義
connect-assetsを使う上にあたり、mincerが理解できる形式で依存関係を定義したファイルを作成する必要がある。 mincerに対する依存関係の指定は、次のようなファイルで行う。
HTML(jade)側はどうするか?
HTML(jade)側で、connect-assetsが出力するファイルを参照するために、jadeファイルで次のコードを書く必要がある。
buildの有無
app.jsのconnect-assetsに対する設定で、buildオプションを指定することで、build(=結合・圧縮)の有無を変更できる。
デフォルトだと、
- 開発環境では、build無し
- 本番環境では、build有り
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